2009年4月5日日曜日

肉夹馍と凉皮


  肉夹馍と面皮は西安の有名料理です。料理といっても軽食です。肉夹馍は馍というパンに牛肉と生姜を煮たものをはさんでたべます。凉皮は米皮と擀皮に分かれます。前者は米で作った柔らかい麺で、後者は小麦で作った固い麺です。この上に、旨みのある汁を少しかけます(酢と醤油となにかをまぜたもの)。よくかきまわしてたべます。

 凉皮は本当は唐辛子をかけるので、真っ赤な麺になりますが、わたしは辛すぎるものは苦手なのでかけません。陝西省の人は、辛くない食事、肉のない食事はとてもつまらないものと感じるそうです。

 肉夹馍はもともとは「肉夹于馍」と言ったそうです。肉を馍(パンのようなもの)にはさむ、という意味です。肉夹馍だと、肉が馍をはさむ、という意味になってしまい、本当はおかしいのです。

 それはそうと、中国を南北に分ければ北に位置する西安は、上記の料理を見ても、米文化の土地ではないことが分かります。先日、湖北省(南に位置します)の料理をたべましたが、もち米がおいしかったです。小麦も良いのですが、時折、おいしいお米が懐かしくなります。

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