2009年5月2日土曜日

蓝紋奶酪


 蓝紋奶酪を買いました。青かびチーズです。31元ですから500円くらいでしょうか。

 西安には西洋料理店は日本ほど多くはありません。そして、とても値段が高いのです。さらに、それほどおいしくもないように思います。

 日本は日本料理(牛丼やカツ丼といった折衷食を除く)をたべるのは比較的困難で(値段が高く、店も限られる)、西洋料理をたべるのは簡単だという不思議な国になってしまいましたが、そういった国はほとんどないので、中国ではどうしても中華料理をたべることになります。

 もちろん、中華料理はどれもこれもおいしく、また中国は広大な国で各地の名産料理がありますから、本当に色々な料理があります。ですから、困ることはないのですが、それでも育った国の料理ではありませんから、日本でたべていたものが恋しくなることもたまにはあるわけです。

 日本の西洋料理は西洋の方はどう思うかわかりませんが、素晴らしい水準にあると思います。ファミリーレストランの洋食はともかく、一般的なお店はそこそこよい水準を保っていると思います(西洋とまったく同じ味を再現している店となると、限られるかもしれませんが)。

 ところが、西安の洋食は店も少なく、それほどおいしくないと思います。もちろん、目の玉が飛び出るような値段の店はそれなりにおいしいということは言えます。

 わたしは洋食がたまに懐かしくなります。日本食よりも懐かしく思うことが多いのです(おなかをこわした時だけ、日本食が懐かしくなります)。ですから、おいしい洋食がたべたいのです。でも、高い店で二十日間の食費を一回分に蕩尽する気にはなれません。それは、いくらおいしい店だと言っても、不遜を覚悟で言えば、値段に釣り合うほどおいしいとは思いません(すみません)。

 そこで、鐘楼の下にある輸入食品のお店で、チーズだけ買ってみることにしました(そこには、西安では本当に珍しい外国産葡萄酒もあります)。ドイツから輸入したもので、値段も無茶に高くはありません。

 おいしいチーズに葡萄酒もほしくなりましたが、昨日、油の悪い店に入って食あたりを起こして、一晩呻吟しましたので、しばらくは胃を痛めるものはおあづけです。

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