2012年7月16日月曜日

邹城


 2010年12月に撮影しました。上の写真は一般型で、下の写真はすでに廃車になったものですが、除煙板が小さい変形機です。山東省鄒城には、数年前までは前進型蒸気機関車がたくさん稼働しておりましたが、しだいに数を減らして、2010年12月には、現役機はわずか三台(二台が大東章、一台については後述)になっていました。このうち二台は2011年初めに廃車になりました。

 前進型は中国を代表する蒸気機関車ですが、現役車は2012年現在、今や全国で一台だけで、山東省の工場内で細々と活動しているようです。もっとも、天津の工場内で前進型を一台だけたまに動かしているという話もあります。前進型の最後の牙城であった内蒙古の集通鉄路にも、観光用の前進型が二台残っていて、年一回、本線を走っていましたが、整備が困難ということで、2012年冬の運用が最後だそうです。とは言え、2013年にまた動くかも知れませんが。

 
 1982年に前進型と人民型が神戸と横浜にやってきたことがありました。わずかな距離ながら、構内運転もありました。石炭殻を頭に浴びて驚いたのを覚えています。

0 件のコメント:

コメントを投稿